
ノコギリで切る! カンナで削る! ニスを塗る!
木材加工して家具を作れるシミュレーター『Woodwork Simulator』
STEAM発売予定のゲームですが、プロトタイプ・デモ版が無料公開中。
興味深い作品でしたので、遊んでみた感想を交えつつご紹介します。
💡 | Woodwork Simulator |
木材加工 & 家具作り DIYシミュレーター
PC上にPCを作る PC Building Simulator メーカーによる開発中の新作。
執筆時点のデモ版はまだバージョン0.06。 最終品質となるものではない。
好きな所や嫌いな所などフィードバックを集める目的もあり、
配布サイトに様々なフォームへのリンクが掲載されている。
デモ版では4つのシナリオがあり、フリーモードと3つの家具に挑戦。
クリア概念はないようなので、木材のある限りは実質自由に作れる。
自由セーブできるほか、アンドゥで失敗しても多少戻れるため安心。
なお、EASYの鳥小屋よりもテーブルの方が簡単な印象。

色々な工具を使いこなしていく
手でつかんで運んだり回転させたりを基本として
ノコギリ、カンナ(薄く削る)、ノミ(細かく削る)、ドリル、万力、接着剤
木工旋盤(回転させて円柱加工)、ニス、紙やすり、カラースプレーなど多彩。
例えば、ノコギリは簡単にブレずに一直線に切れる。リアルでも欲しい能力。
連打ではなくクリック長押しを繰り返そう。作業台ごとぶった切ってもOK。
木工旋盤は右下の黄色いノミをクリックすると回転が始まる。
押しっぱなしで左右に削っていこう。どんどん削れて心地よい。
困ったらESCキー! ミスったらZキー! を覚えておきたい。
工具モードでは操作体系が変わって戸惑うが、ESCキーで抜け出せる。
ミスった場合、適当に進めているとさらに訳分からない状況になる事もあり
綺麗に整えたい場合は、Zで戻しながら作業した方が、後々楽だったりする。
💡 | Woodwork Simulator デモ版の気になった点 |
現バージョンは、操作性が快適ではない部分もある。
手を動かすようなアナログ挙動ではなく、基本は自動判定のため
手を動かすようなアナログ挙動ではなく、基本は自動判定のため
角度や深さなど思い通りに狙いづらい事がよくあって難しい。
特にノミや接着剤は独特。万力も裏表が悩ましい。
重い通り動かせるようなVRに対応すれば、楽しさ段違いになりそうだが
現段階はストレスの溜まりやすい方、イライラしやすい方にはオススメできない。
何故そうなるんだッ…ぐぬぬ! と操作に慣れるまでは少々ツラかった。
だがクセが分かれば工夫対処もできる。上画像は3回目。徐々に綺麗に。
その他の点
・マウス操作の反転設定がない。
・アンドゥはあるがリドゥはないため、Zキー連打は禁物。
・マウス操作の反転設定がない。
・アンドゥはあるがリドゥはないため、Zキー連打は禁物。
・物理演算だが、自動判定による方向制御などが邪魔することもある。
・木片を自分で払えない。数秒で自動消滅するが、数秒が積み重なると
気付けば画面に「ふーっ!」と吹きかけたくなるくらい邪魔に感じる(笑)
💡 | Woodwork Simulator prototype 紹介の最後に |
こちらは家を作る公式動画。さすが作者さん。何という匠の域ッ
ポテンシャルを大いに感じるデモだった。
アイデア次第で自由自在にモノ作りできる、リアル寄りのクラフトゲーム。
もっと木材が沢山あれば、インテリア全般から箱庭まで作れるかもしれない。
いっそ丸太があれば、彫刻的に仏像…いや美少女だって彫れるかもしれない。
今後の内容次第でぐっと幅が広がりそうだ。
現実での家具作りは、素人だと結構大変。
ノコギリが引っ掛かって切り口が割れたり、ノミで怪我したり、
紙やすりやニス塗りも綺麗に仕上げるには、何度も繰り返して
仕上げていくため内容次第では1~2日以上かかる。養生も面倒。
だがPCゲーム上なら、すべて数秒~数分で完了してしまう手軽さ。
場所も取らずに好きなだけ作れて、失敗しても自由にやり直せる。
そんなクラフターにピッタリなシミュレーションゲームなのだ。
現段階では上述の操作性から、我慢強く慣れる必要はあるけれど。
このゲームの先には、石材、鉄材、ガラス加工などの組合せ、
伐採や採掘要素など、リアル寄りマイクラのようなゲームが
はるか遠い未来、RTX3000系頃には登場するかもしれない。
夢が膨らむ体験だった。 苦労の末にテーブル完成! チェックにしたらいい感じ。
🍸 | JJ VOICE |
趣味でDIYにハマった時期がありました。 インテリア雑誌に載っている照明やミニ収納など 「高いなあ… いっそ似たようなの作ってみようか!」 と自分用なので細かいズレや耐久度はガン無視で 見た目だけそれっぽく色々作ったりしていました。 ニトリやホムセン辺りで手頃な家具を買ってきて加工したり 色塗りや素材シートなどでカスタムするだけでも結構楽しい。 部屋の設計図を描いたり、サンドボックスゲームでやることを リアルでやる感覚だったりします(笑) |
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