STEAM良作レビュー『The Warlock of Firetop Mountain』古典的ゲームブック原作のボードゲーム風RPG + Oriana コードのお話

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古典的ゲームブック(火吹山の魔法使い)原作のRPG
The Warlock of Firetop Mountain』STEAM PCゲーム  
面白い作品だったため、3周クリアを機にレビューを兼ねてご紹介。
1周2~3時間、主人公もルートも多数、リプレイ性高い短編作品です。


📖 The Warlock of Firetop Mountain
定価1980円、 STEAM評価:ほぼ好評、 開発:Tin Man Games、 日本語なし


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ゲームブック型イベント選択肢満載、ボードゲーム戦闘RPG。
「分岐路だ。 正面の階段を降りる? 左の扉を開く?」
「寝ている大男だ。 起こす? 斬りかかる? こっそり奥の箱を取る?」
「大勢のゴブリンだ! 突撃する? 何かを投げ入れる? 引き返す?」

通路・部屋ごとに何かしら選択しながら進んでいく、一周2~3時間の短編。
沢山のイベントがあり、一周クリアでは全イベントの1/3も回収できない。
主人公ごとの専用イベントやリプレイを楽しむ作品。オートセーブ制で中断可能。

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限られた物資や、技量(スキル)、体力(スタミナ)、運(ラック)を使い、
ダイスロールなど運も絡む。行動選択するまで何が起こるか予想できない。
基本イベントは固定だが、キャラクタースキルや選択肢で変化したりする。
キャラによっては専用イベントが発生して、全然違う展開になる事も。



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沢山の主人公から選択(15人 + シークレット1人 + DLC数人)
それぞれの固有クエスト + 共通メイン物語を進めていく一人旅。
最初の4人以外は、敵から得られる「ソウル」を集めてアンロック。
それぞれ基礎能力、戦闘スキル、パッシブスキルも異なる。
剣士、ウィザード、アーチャー、獣人ほか、DLCにはモンスターもいる。

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クリアすると「シークレット解除コード」がもらえるが、そのままでは使えない。
ノーヒントでの解読は恐ろしく困難。詳しくは後述 Oriana コードについて



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戦闘は「チェスのようなボードゲーム風」ターン制バトル
キャラ毎に攻撃できる方向や、範囲&遠距離スキル(クールダウン制)が異なる。
攻撃がかち合った場合、ダイスロールと技量値でどちらにダメージが入るか判定。
なお、すべてイベントエンカウント。戦闘が始まると逃げられない。

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移動か?攻撃か? 敵味方とも1ターン1行動、読み合いバトル。
「敵の移動しそうなマスに、予め攻撃を置いておく」
「敵の範囲攻撃が来そうな雰囲気、一歩ズレておく」と言った具合。
敵ごとに行動パターンが決まっているため、攻略がパズル感覚で面白い。

回復手段は少ない。貴重ポーションか、時々ある休憩ベンチやイベントのみ。
HP吸収スキルを持つキャラもいる。なお死んでも復活の石があれば蘇生できる。
本作には成長要素はないが、能力底上げできる装備がどこかに隠されている。



📖 The Warlock of Firetop Mountain 残念な点
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文章に隠れてマップが見えない場面がたまにある。
追記:文章の非表示機能がありました!
文章以外の画面部分をクリックすると小さく折りたたまれます。
コメントにて情報を頂きました。ありがとうございます。

平易ではあるが英語のみ、日本語はない。
キックスターターでの支援を受けて発売へと漕ぎつけた作品なのだが、
残念ながら最終ストレッチゴールである多言語対応には及ばなかった。
予算的にも厳しいようで、発売から1年半経つ今も英語のみとなっている。
テキストが膨大な事もあるが、日本語化MODなども執筆時点ではなかった。



📖 The Warlock of Firetop Mountain Orianaコードについて
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クリア時などシークレットキャラ「Oriana(オリアナ)」解除コードをもらえるが、
そのまま入力しても「Invalid code=無効なコード」とエラーが出てしまう。
最初は訳分からず、別キャラでクリアすると「違うコード」が発行されるもまたエラー。

そう実は……コード自体が謎解きだったのである!
しかも15人分全員集めないとパーツが揃わない。ナ、ナンダッテー!
揃ったとしても、ノーヒントで答えを導き出すのは恐らく不可能。

それもそのはず。STEAMスレッドを使った開発者主催の謎解きイベント
となっており、みんなでコード情報を出し合い、最終回答を導くものだったのだ。
※答えはスレッドの、2ページ目 2017年10月18日 0時00分 コメントの2行目。
味気ないと思われる方は、公式ヒントだけ見て自力挑戦するのもいいかもしれない。

オリアナさんを使ってみた所感。ネタバレOKな方のみ、ドラッグして読んでね。
あらゆる選択肢をすっ飛ばし、有無を言わさずバトルに入る戦闘狂で笑った。
ダイスロールの超強力スキルがあるが、非常にクセが強い。
技量値が低いので序盤ゴブリンにさえタイマンでは分が悪く、スタミナも低い。
クリアは相当難易度が高そうな、上級者向けキャラだった。さすが16人目。


📖 The Warlock of Firetop Mountain レビューまとめ
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ジオラマ風グラフィックや、ゲームブック風の挿絵が印象的。
キャラやモンスターは模型を3Dスキャンして取り込んだもの。
そのため全体的に手作り感溢れる味のある雰囲気で楽しめる。
また、イラストも要所要所で現れて気分を盛り上げてくれる。

初見時は、1つ1つの選択肢に緊張感があり、ハラハラしながら楽しめた。
2週目以降は、トラップや有利な選択肢も把握しているため効率プレイでき、
別ルートや別選択肢、キャラ毎の固有イベントなどの変化も楽しめる。
特にエルフ・アーチャーの物語には驚いた。終盤の展開が熱い。

また戦闘もキャラ毎にスキルが違うため、
違った攻略スタイルになり、工夫が楽しめる。
さすがに15人全員、いや4~6人目辺りで飽きも感じてくるが
私は数ヶ月開けて、忘れてきた頃に違うキャラで遊んでいる。

英語は洋ゲーRPGの中では、比較的読みやすい方だった。
半分くらい流し読みかつ、知らない単語だけ調べるスタイルでも、
何となくは把握でき(たつもりで)何とか楽しめている。

選択肢も英語なので、一切読みたくない方にはオススメできないが、
多少ならOKかつ、ゲームブックやボードゲームが好きな方なら楽しめると思う。

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暗い湖を越えた先…果たしてどんな世界が広がっているのか…
無事に渡る事さえできるのか? すべては…選択次第。



 JJ Voice of Firetop Mountain

原作は1982年、イギリス発刊のゲームブック。
『火吹山の魔法使い(原題:The Warlock of Firetop Mountain )』
スティーブ・ジャクソン、イアン・リビングストン著
邪悪な魔術師ザゴールの火山迷宮に挑んでいくもの。

『ファイティング・ファンタジー』の初刊であり、数十冊以上続くシリーズ。
各作品の日本語版も発売されたため、遊ばれた方もいるかもしれませんね。
amazon検索結果を見てみると、中古数百円からプレミア数万円も。
魔法ファンタジーから、未来の宇宙SFまでジャンルも幅広い。

タイトルは忘れましたが、私も子供の頃に読んだ記憶があります。
今で言えばスマホで遊ぶ感覚で、ベッドで寝る前に読んでました。
「ゲームは一日一時間…」 だがしかし!
ゲームブックは小説を読むフリして遊べたと言う(笑)


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